ゾンビが蔓延した世界を舞台に、家族とは何かを問いかけた異色のホームドラマ。引きこもりでニートのゾンビを演じるのは、『デスノート』などで知られる映画監督・金子修介の長男で、本作が本格スクリーンデビューとなる金子鈴幸。その両親をベテラン俳優の木下ほうかと筒井真理子、寝たきりゾンビとなる祖父役を東映の名プロデューサー、吉田達がそれぞれ演じた。『いのちのコール ミセスインガを知っていますか』、『歌舞伎町案内人』などの脚本家・南木顕生が監督と脚本を担当。南木は2014年4月に急逝したため、本作が唯一の監督作となった。DVDタイトルは、『ニート・オブ・ザ・デッド 遺言』。ゾンビが蔓延する世界。一軒家の中で篭城をはじめた家族だったが、ヒキコモリの息子がゾンビになっていることが判明する。なんとしてでも追い出したい父親と、大人しい子で人を襲わないからこのままでいいと主...
女子大生の吉岡有紗(天使もえ)は母子家庭ながらも母、智子(町宮亜子)の献身的な支えもあり、それなりに楽しいキャンパスライフを過ごしていた。もともとまじめで内向的な性格の有紗は大学進学を機に、ネガティブな自分を変えようとテニス同好会に入り、飲み会にも積極的に参加したりしていた。今日もサークルの先輩、昌平(毎熊克哉)とその彼女の美月(井上麗夢)にコンパの誘いを受けるのだが、有紗へ純粋な想いを寄せる同期の直貴(松本一平)に軽薄な連中との付き合いを咎められる。そんな直貴に一度は反発する有紗であったが、コンパの帰り道に昌平から無理やりホテルに連れ込まれそうなところを直貴に助けて貰った事からふたりは急速に接近し交際をする事になる。直貴の父は建設会社を経営し、彼も将来を嘱望され、有紗の母からの信頼も厚かった。しかし、直貴の父の会社が汚職談合事件でスキャンダルに巻き...
介護師の北島英理(天使もえ)は仕事帰りの夜道で暴漢に襲われるが、通り掛かった吉田順一(神谷哲太)に助けられ、その事がきっかけで交際を始める。両親を早くに亡くし孤独な毎日を過ごす英理と、日々の仕事にストレスを抱えながらも真面目に生きる順一の二人は急速に惹かれ合っていった。しかし英理が介護を担当する老女の二宮岬(谷川みゆき)はふたりの交際に懐疑的であった。そして岬の心配をよそに、やがて二人は一緒に暮らすようになる。そんなある日、英理が夕食をデリバリーにしたことから、順一の態度が急変した。突然英理を突き飛ばし、すぐに食事の支度をしろと怒鳴り始めたのであった。