森の粘菌と共棲できる地球環境を目指し、活動団体を主宰・指導する森山。公園での活動中、メンバーの長山と板垣が愛し合っているのを他のメンバーが見つける。同じ団体の中にそういう関係があったことの許せない木嶋であったが、それを知った森山は、男色と粘菌を求めて生きる道とは同じであると言い、長山に他のメンバーとも関係を持つよう提案するのだった。その後、反対派の木嶋の死体が見つかり…。
往人、海老塚、巨勢博士の三人は、プレイボーイの芸能人を誘拐し子供の生まれない体にする断種手術を施すという行為を繰り返していた。地球の人口をこれ以上増やすなという主張の上でホモセクシャルこそ正しい21世紀の思想だと宣言する彼ら。新たな獲物として誘拐した胡蝶は実はゲイで、彼らの思想に全く賛成だと言い仲間に入れて欲しいと告げた…。
人気のない住宅街の一角にある工場のような建物。景気で何かを観測している伊沢は以前免疫学者で放射線の研究をしていた。今は最終避難所の管理人をしている。妻・しぐれが出て行ってから彼の研究は頓挫してしまった。彼女との交合を妄想しながら我に返ると、空襲警報のサイレンと爆撃機の飛行音や爆弾が投下されて炸裂する音が聞こえる。
伊沢のビルには、東北から来た女子プロレスラーの咲蘭とマネージャーのハリー、軽食バーを営む延江が住んでいる。咲蘭は日課のトレーニングをハリー相手に行う。そんな中、しぐれにそっくりの女が辺りの匂いを嗅ぎ回っていた。声を掛けるが反応しないので近づくと、風博士が「余の妻、匂い姫である」と、伊沢を退ける。風博士は、自分を偉大な歴史学者で、妻の魂を吸い取った宿敵を探して旅をしていると告げる。妻が記憶喪失となり戻った可能性も考え、伊沢は二人を泊める事にす...