自分を宝物のように扱ってくれる夫の一樹と慎ましくも幸せな毎日を送る美穂。特に夫に不満があるわけではなかった彼女だが、アルバイト先の弁護士事務所の弁護士、桑田に好感を抱くようになる。その想いは日増しに募り、やがて彼女は桑田と関係を持ってしまう。『リベンジポルノ』『桜姫』などに出演する七海ななが主演を務め、小悪魔的ヒロインを演じるエロティックサスペンス。思わせぶりで男を惑わすヒロインと、彼女に魅了されてしまった男ふたりの愛の果てを描く。監督は『名前のない女たち』『華魂』などで知られる佐藤寿保、脚本は『苦役列車』『超能力研究部の3人』のいまおかしんじが手がける。
PFFアワード2020で審査員特別賞を受賞した本作の舞台は、2018年の東京。家庭に不和を抱える不登校気味の高校生・鳴海と、その同級生・いくは、いくが鳴海のライブ配信を観るという一方通行の関係だった。しかし、いくが梶井基次郎の「檸檬」のように、自分の遺書を赤の他人の家に投函するところを鳴海が目撃したことから、互いの心と傷の手当てをし、支え合う関係に発展していく。