妻を亡くし独り身の健太郎は、田舎で小さな映画館を営んでいた。ある日、アルバイトを募集すると鈴子という都会的な女性がやって来た。採用された彼女はすぐに映画館の看板娘のような存在になるが…。
そのアパートの一室には鳥籠に飼われた鳥がいる。住人の竜二は彼女の美樹を呼び愛しあった。竜二はここで一緒住まないかと言った。美樹は知り合って一週間なのにそんなことを言う彼の神経が理解できなかった。竜二はチケット売場で働く美樹を以前からずっと見ていたのだと話した。美樹は戸惑いを感じて出て行った。だが、二人の関係は続き美樹は頻繁に部屋に出入りするようになった。ある朝、美樹が出勤しようとすると柄の悪い借金取りが竜二を訪ねてきた。竜二は三百万の借金があることを告白した。美樹は呆れて部屋を出た。竜二は後を追うが彼女の姿はなかった。竜二の部屋にはガムテープで閉ざされた一室があり、大家からは入らぬよう言われていた。そして竜二が入居した時には既に鳥がいた。その鳥は部屋の住人の様々な人生模様を見つめていた。その正体は…。