必殺シリーズの第25作、必殺仕事人シリーズの第6作、中村主水シリーズの第12作である。
概要
『必殺仕事人V』の続編であるが、VIを付さず、以後、必殺仕事人Vの派生作品として、3シリーズが製作されることになる。
前作『仕事人V』は京本政樹と村上弘明の加入で、女性視聴者を中心としたファミリー層からの人気を再度得て、第二次仕事人ブームを起こした。しかし、映画『必殺! ブラウン館の怪物たち』の撮影中に京本が右足を骨折したことで本作の撮影に支障をきたすようになり、全26話で終了した。
この時期の必殺シリーズとりわけ主水シリーズは人気絶頂期であったものの、その人気に依存し後期必殺シリーズ支持層のニーズに迎合しすぎる内容の番組作りを何年も続けた結果、ドラマ部分が空疎化かつマンネリ化しつつあった弊害は否めず、製作陣は主人公たちを昔のようなプロの殺し屋として描くハー...
昭和48年春、丹後半島の若狭湾口にある経ケ岬灯台では、裸豆石廓崎灯台への転勤を控えた藤田芳明の送別会が行なわれていた。妻、朝子、子供たち、部下の長尾猛、海上保安学校を卒業したばかりの大門敬二郎も揃い、和やかな集いだった。引越を教日後に控え慌しい一家のもとに、芳明の父、邦夫が山梨から訪ねて来た。邦夫は芳明の赴任地へやって来ては、その地方の名所や寺院を見物し記念写真におさめるのを楽しみにしている。邦夫は伊豆まで同行したいと言いだし、このため朝子と子供たちは新幹線を利用し、芳明は邦夫と見物かたがた車で行くことになった。