貧しい農家に生まれたお伝は、博打好きの父の借金のかたに博徒・勝蔵の所へやられるはめになった。お伝の手を引いて連れて行こうとする勝蔵の手をはたいたのが浅右衛門であった。浅右衛門はお伝を勝蔵の手からうばい、農家の離れで、荒しくのしかかった。今は用心棒という稼業にあまんじていて、そのすさんだ気持をこうして、女にぶつけるのだった。お伝は身を売らなければ生活が成り立たないような農家を逃げ出す決心をする。そのうち、勝蔵の賭場のテラ銭箱を盗んだ、市太郎と共にお伝は、逃げだすことに成功。逃げる途中、お伝は勝蔵を殺してしまい、その時、熱い激情がお伝の身体の中に湧いてくる。二人は、次に女郎屋を襲い、そこで松肋と知り合う。三人がそろって、盗んだ金をやま分けしている所に、尼僧の鈴月尼が飢えて、騒ぎ声を出す。過去に、お伝と尼寺で肉体をむさぼった相手であった。お伝と市太郎、松助...
夏の高原を少年が駈ける。蝶のコレクター、伸之である。ここ秩父の山すその町に伸之の母が療養生活を送っており、伸之は見舞いをかねて、蝶を取っているのだった。ギラつく陽光、むせかえる草いきれ。伸之は躰の火照りをおさえきれず、素裸になってマスターベーションにふけり始めた。その時、一匹の蝶が眼の前をかすめた。珍蝶、キマダラルリツバメだ。蝶は少年の体液の匂いを慕うように舞い、飛んでいった。素裸のまま蝶を追って、元に戻ってくると、可愛い少女が伸之のシャツとズボンを着けて駆け去っていった。数日後、伸之は、あの少女、ルリ子からの手紙を受け取った。精神病院に無理矢理監禁されているので助けてほしいというのだった。半信半疑の伸之だったが地図をたよりに出かけて行くと、確かに病院は存在し、ルリ子はいた。伸之は危険を犯してルリ子を救出したが、彼女は気まぐれな蝶のように途中で消えて...
宇能潟一郎の官能小説の映画化第3作目。新婚の夫婦が自分の家を持とうと悪戦苦闘する姿をユーモラスに描いた艶笑喜劇。脚本は「OL日記 猥褻な関係」の佐治乾、監督は「新妻地獄」の加藤彰、撮影も同作の仁村秀信...
ポルノ映画『ディープ・スロート』で一躍世界に名をはせた、ハリー・リームスの日本初出演のエロスコメディ。短小に悩むミスターハリーが、世界でも例を見ない生殖器移植手術を受けるため来日。手術は成功し大きなイチモツを手に入れたハリーだが、妻の彩子を目の前にすると、自分の意のままにならないことに気付く。再び病院を尋ねると、性植器提供者である故人の知り合いというギャング団が、ハリーの性植器をめぐって大騒動を展開していた…。
明治時代の福井県麻生津村(現福井市)で眼鏡産業を根付かせることに心血を注いだ人々を描く。