毎朝新聞の事件記者・石川汎はある日一人の婦人を見て首をかしげた。その婦人は三年前、社の交換手をしていた高橋朝子だった。彼女は小谷茂雄と結婚しているが、交換手時代ふとした事から殺人犯人の声を聞いてしまった。いまだにその不気味な声が耳について離れず、悩まされていた。彼女の夫・茂夫は小心者で、大東京広告社で浜崎社長の部下として働いていた。ある日得意先を招待し、茂雄の家で麻雀をすることになった。薬局の川井、ビリヤード屋の村岡が客である。浜崎の来るのが遅いので、朝子は電話をかけた。電話口からもれて来た声--彼女は例の不気味な声に余りにも酷似した彼の声に慄然とした。三年前の事件を報ずる新聞の、「質屋殺人事件、殺人現場から犯人の声、深夜、偶然に聞いた電話交換手」……などの見出しが甦って来た。数日後、茂雄が浜崎と喧嘩をして血だらけで帰って来た。しかも浜崎は郊外で死体...
天下泰平の江戸の町、粗末な棟割長屋に風景画の絵師鳥川雪英とその女房おせきが貧しいながらも幸福な毎日を送っていた。雪英は病弱で薬草を飲んでいたが、ある日、その薬草も底をつき向島の野原に摘みにいったおせきは名も知らぬ男に犯されてしまった。おせきはいつしか復讐することを自らに誓った。数日後、風景画より男女間の睦言をモデルにした枕絵の方が金になると教えられた雪英は、苦しい家計を知ると枕絵を描く決心をし、おせきは雪英が枕絵を描けるようになるまで舟宿屋に女中奉公することになった。やがて雪英の絵が評判になり始めた頃、雪英は帰らぬ人となった。おせきは、自分が犯されたことを伝えることができなかったことに苛責を感じ、自分を手ごめにした男をモデルに枕絵を描いて復讐を果たそうと思った。おせきの描いたその枕絵は江戸中の評判を呼び、雪英以上と折り紙をつけられるようになった。一方...
日本舞踊界の春日流理事長・春日松風は、妻を突然失いそのショックで失明してしまった。弟子の一人・亜津子と再婚し、後妻となった亜津子が踊りを教えていた。盲目の松風に献身的に尽した。美しい亜津子は夜の営みも自らリードして松風を慰めた。ある日亜津子は気になっていた納戸に足を向ける。そこへ松風が現れ激しくしかりつけた。前妻の秘密が隠されているようだった。
松風の一人息子、高志は母が死んでから家を飛び出し、一人で生活していた。高志は密かに亜津子を慕っていた。そのハケ口を会社の同僚、紀子との愛のないセックスに求めた。亜津子は秘密を聞き出そうと高志を訪ねた。松風に憎しみを持つ高志は、内に秘めた思いを爆発させて亜津子に迫ったが、「私はあなたの義母さん」の一言が高志の執拗な愛撫を止めた。
高志の真意を知り、悩ましい日々を送る亜津子。松風は盲目の身ながら、そんな彼女の心の...
現代人の夢と郷愁!大佛次郎が流麗の筆致で描く快心の力作を日活が総力を結集して贈る文芸巨編。 大佛次郎の原作を、川島雄三と助監督の今村昌平が脚色し映画化した文芸大作。過去は天才的な画家であった実業家村上春樹を演じているのが新劇出身の森雅之。その息子の立場に甘んじて生きる圭吉に『愛のお荷物』(1955)の三橋達也。小児麻痺のため身体が不自由なことをひがむことない清純な娘に、この後の川島作品の『幕末太陽傳』(1957)にも出演している芦川いづみが演じている。 ★川島雄三監督特集! 日活100周年念記念作品『幕末太陽傳デジタル修復版』の監督“川島雄三”の魅力溢れる代表作『愛のお荷物』『あした来る人』『銀座二十四帖』『風船』『わが町』 の全5作品を、『幕末太陽傳デジタル修復版』のブルーレイ&DVD発売に合わせ、お求め安い価格で同時リリース! 【ストーリー】 か...
开药店大山患有幻想症,更是个妻管严,他的朋友兽医浅田劝他散散心以排挤心中的郁闷。这个整日在老婆指使下抑郁寡欢活着的男人终于逮到了一个机会和浅田去银座狂欢.