離婚調停中の人気小説家・朱鷺田亜美は、ある日彼女の仕事場であるマンションを夜の間だけ貸してほしいという謎の男と出会う。彼女は担当編集者・飯島玲子に反対されながらも興味本位で承諾。翌朝、男が部屋に持ち込んだ望遠鏡を何気なくのぞくと、向かいのマンションに住む幼子の虐待現場が映っていた。劇中では、望遠鏡に映る光景を巡って、亜美と男が抱える家族の問題が浮き彫りになるさまが描かれる。
物語の主人公は、25歳のフリーター野々宮風子。彼女は高校2年生の冬に、美術部の大谷荒野に頼まれて絵画モデルをしたことを忘れられずにいた。当時風子は謎の絶頂感を覚えて失神し、それを見つけた教師の誤解により荒野は退学に。劇中では、風子が8年ぶりに荒野と再会し、もう一度自分をモデルに絵を描くよう迫る。