小さな温泉街に風呂敷包みを抱えた黒田という男がやって来た。亡くなった妻の遺言「海に骨を流して下さい」を実行しに来たのだ。妻の郁子は黒田にあき足らず、他に男をつくり、そのマンションで死んだ。黒田の泊った民宿の娘、千加は彼に関心を抱く。黒田は舟が手配されるまでの数日間、その街に滞在することにする。そして、スナックを営む桂子と知り合った。東京にいた桂子も夫を失っており、そのことを忘れるために、この町に流れて来た。桂子は男を家に引き込んでは欲望を満たしている。似た境遇の二人が関係を結ぶまでには時間がかからなかった。ある夜、千加が若者たちに犯されているとき、黒田が通りかかる。千加は表面ではツッパリながらも、内面は寂しがりやで、黒田に父に似た感情を抱く。千加は黒田の留守に風呂敷包みを開き、彼がこの町に来た訳を知り、また、今、黒田と桂子が関係していることも分った。...
羽島秀一は受験勉強の為、ノイローゼだった。秀一の父、安春は肉屋を経営しており、母の里子は店の従業員と関係を持っている。ある夜、秀一は父母の営みを見てしまい、自分がこれほど苦しんでいる時に、親達は快楽をむさぼり合っていると秀一に罵しられた二人は謝るだけだった。秀一は中学時代の級友、ミヤコに再会し、彼女からラブホテルに誘われたが、彼は少女売春だと言って彼女を傷つけてしまう。ある日、秀一は一羽のインコを拾って来た。それは店の客、理恵が動物園に捨てた鳥だった。それから秀一は理恵のマンションに肉を届け、二人で食事をしていると、その肉が貯蔵室でオナニーに使っていたものと気付く。ベッドでそれを聞かされた理恵は吐いてしまった。一方、里子や秀一に裏切られ酒に酔って二人にあたりちらす安春。逆上した秀一は、安春を滅多打ちにしてしまい、里子は恐怖に顔をひきつらせ、呆然とする...